アパートでつくる木の食器 / 最後の仕上げ、オイルをぬる

アパートの一室でちびちびと木のスプーンやお皿をつくってるぞんです。

つくる工程の中で何が好きかっていうと。。やっぱり、最後の仕上げにオイルを塗る時??

前回の道具のページでは、機械を使わずにつくる場合の基本的な道具の紹介をしましたが、実のところ、機械を全く使わずに型の切り出しからやるのは本当に骨の折れる仕事。

どんだけ時間と労力が必要か。。

そんだけ手間暇かけてるので、最後の仕上げは、そりゃぁ、嬉しい。。嬉しくてたまらない!涙がちょちょぎれます!(T ^ T)

そんなことで、大好きな最後の仕上げ、オイルフィニッシュ(オイルをぬって仕上げること)についてまとめてみました。

 

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木の食器の仕上げに使うとしたらこの3つ

 

①  天然オイル

よく使われるのは、クルミオイルにエゴマ油、オリーブオイル、蜜蝋などなど。普段私たちが口にしているオイルですね。(あ、蜜蝋は普通食べないですね^^;)

一般的にクルミオイルは木の繊維を強くすると言われてます。

ウレタンと違って耐水性が不十分なので、木が乾燥してきたらオイルを塗り直す必要があります。

ある職人さんは「手入れは台所にあるサラダ油でいいんだよ」とおっしゃってました。

そうなんです。製作の仕上げに何を使うかは別として、お手入れする時にはお手入れする人が楽なオイルを選べばいいのかな、と思ってます。

なんのオイルで、というより、お手入れをこまめにする方が大事です。

▼ 以下オイルの特徴と使用時のポイント(私が使用した体験から)

<クルミオイル>

  • ローストしてある物も売られているので注意!ごま油と一緒でとっても香ばしいです^^;
  • 酸化が早い。必ず冷暗所保存でさっさと使いましょう。酸化すると匂いでわかります。
  • お店での入手が難しいのでネットで購入が楽
  • 生クルミを叩いて使うのもなかなか楽しい。目の粗い布は使わないように。目からクルミのクズが出てきます(これは私の失敗)
  • 使い心地がサラッとしている。乾きが早い

▼  布に生クルミを入れて叩いてオイルを出します

 

<オリーブオイル>

  • 入手もお手入れするにもお手軽
  • クルミに比べるとちょっと重い。サラッと感はない。
  • オリーブオイルの香りは塗ってしまえばあまり気にならない

 

<蜜蝋>

  • 蜜蝋だけでは使いません。蜜蝋+クルミオイルまたはオリーブオイルという使い方です。蜜蝋とオイルを火にかけ溶かして混ぜます。
  • ワックスのような役目なので、コーティングという面で優れている
  • 乾きが遅い

 

エゴマ油は使ったことがないのでよくわかりません^^;

 

②  食器用ミネラルオイル

ミネラルオイルってなんぞや??と思いましたが、鉱油のことなんですね。主に石油由来の。

鉱油の中でもFDA(アメリカ食品医薬品局)の条件を満たした、食品に接触しても問題のない調理器具用オイルになります。

以下ポイント

  • 無味無臭、経年劣化による悪臭がない
  • サラッとしているので塗りやすいし乾きやすい
  • お高いです(輸入品になるので)
  • ネットで購入しましょう!

高くなかったら伸びがよくて使いやすいので是非使いたいところです!

参考商品

 

▼  左から、オリーブオイルと蜜蝋(熱して作りたてなので液体ですが、冷めるとワックスのようになります)、生クルミ、HOWARD カッティングボードオイル

 

③ ウレタン塗装

ウレタンは表面に膜をはるので、耐久性、耐水性に優れていてお手入れいらず!

レストランで扱うにはやっぱりウレタン塗装の物がいいんですよね。

ウレタンというと安全性の面でどうなの?という印象がありますが、食器にも使えるウレタンは食品衛生法をクリアしているので、お手入れの手間を考えたら、ウレタン塗装もいいんじゃないか、と思ってます。

実際、一般に売られているものはほとんどウレタン塗装ですよね。

ただ、上記のオイルに比べると塗装の手間はあります。

塗装方法は、目からウロコのサイトを見つけてしまいました。

タビログ(tablog)さんの「木固めエースの塗り方とサンプル画像」のページです。

とってもわかりやすいです。ありがとうございます!

 

④ 番外編・・漆

やっぱり日本人としては伝統工芸である漆?耐水、耐久、抗菌に非常に優れていると言えます。。。が、やはり特殊な技法なので、手が出せません。気をつけないと漆かぶれします。

しかしですね、仕上がりはやはり美しいです!

個人ではなかなか難しいですが、興味のある方は教室やワークショップ等で是非やってみて下さい。

▼ 漆を5回ほど塗って、乾かしての繰り返し。柔らかい材料で作った場合に丈夫にするために漆塗装はいいですね。このお椀の材はラナです。

 

オイルの塗り方

はい、ではオイルの塗り方です。難しいことはありません。

  1. 布にオイルを少量とり(繊維がボロボロ出てくるような布はやめて下さいね、あとで苦労します)
  2. 木目にそってぬりぬり
  3. 塗ったら、乾かしてまたぬりぬり。。3回繰り返します

以上!

 

▼ オイルを塗ると一気に色が変わって素敵になりますよ〜。それまでの苦労が報われる瞬間です。  材はチェリー。オイルを塗ると劇的に色が変わります。

 

▼ はい出来上がり〜  スプーンはサクラになります。

 

以上、木の食器づくりにかかせないオイルフィニッシュについてでした。

私のようにちびちび片手間で作っている方には身近なオイルが一番無理なくて良いかもしれませんね。

色々試してみて下さい。

では!