
こんにちは、木鈴(こりん)のぞんです。
うちにはミドリガメとゼニガメがいます。
うちの2匹のカメはだいたい2歳です。
カメを飼ったのは失敗だったと今でも思ってますが、飼ったのも何かの縁とせっせとお世話をしています(飼うとなんでも可愛くなりますよね!)
2匹ともスクスク育って、今では甲羅の大きさが12〜14cm程度
水槽も2回大きさを換えましたが、それも随分と手狭に。。
最近ストレスを感じるのか、ミドリガメがゼニガメの首を噛むという事件が起きました。
水槽が狭くて自由に泳ぎまわれないのは見ていても可哀想です。

そうよあんた!息苦しいねん!
ということで、水槽を大きいのに替えることにしました。。。
でもですね、カメはご存知のように水換えが頻繁に必要な動物です。
毎回、水槽を水場に持って行って水の交換をしていましたが、水の入った水槽はかなりの重さです。
水槽をまた大きくするということは、水換えをどうすりゃいいんだ!という問題が必然的に出てきます。
ペットショップのお兄さんに聞いたところ、甲羅が10cm程度になれば外で冬眠させることもできるということなんですね。
なので、思い切って、亀を外で飼うことにしました。
今回、カメを外で飼うにあたり水槽を工夫してカメのすみかを自作したので(夫が)ご紹介します。
カメを外で飼うために考えなければならない問題
外飼いを考えた時に浮かんだ問題点です。
- 水換えのための給水、排水
- 脱走
- 外的・・・カラス、とんび、猫?一度おそらくカラスか何かに連れて行かれたことあります
- 夏場の水温の上昇・・・カメは暑さに弱い
- 雨が降った時の水槽の増水
- 気温が下がってからどうするか
1つ1つ簡単に説明します
1、水換えのための給水、排水
これが一番の問題です。排水溝がそばにあるならそこにジャーっと流してしまえば済むことですが、場合によっては排水溝までの簡単な工事が必要になるんでしょうか?
うちは幸い古いアパートで元々洗濯機置き場が外で蛇口、排水管、電源があるので、それが使えます。
みなさまどうされてるんでしょうか?
▼ ご近所さんは排水溝に直接流してました。
2、脱走
カメといったら脱走、
深さのある水槽にするか水槽の上部に網を置くなど、脱走しない工夫が必要
子ども用簡易プールでカメを飼っているご近所さんもいました。よじ登ろうにも壁に丸みがあるので登れない。
3、外的
カラス、とんび、猫。。でしょうか?もう甲羅も14cm程度なのでさすがに持って行かないと思いますけど。。どうなんでしょうね?
これも水槽に網をかけるなどで防げそうです。
4、夏場の水温の上昇
特に夏場はどんどん日中の気温が高くなるので、水温も上がりますよね。
カメは暑さに弱いので(寒さにも弱いけど)
水槽の設置場所として直射日光が当たらない場所や当たらない工夫が必要そうです。
5、雨が降った場合の増水
水槽の設置場所が雨があたらない場所であればいいのですが、もし雨が吹き込むようだと、水槽の水位が上がってしまい、カメが呼吸しずらくなってしまいそうです。
6、気温が下がってからどうするか
気温、水温が下がればもちろんカメは冬眠に向かうと思いますが、自然の中ではないので、適切な方法で冬眠させないと死んでしまうとのことでした。
こちらは先で検討予定です。
ちなみにご近所さんは、水槽の水を少なくし、放置。
エサも少量ずつは食べるのであげているということでした。
大きいカメだから問題ないのかな〜
45年間生きてます。不思議です。
実際、外飼い用にどのように水槽を設置したか
うちのDIYに関しては、ほぼ父さんがやってます。
私はブログで紹介のみ^^;
彼なりに色々考えて取り組んでました。
水槽の下準備
▼ うちで用意したのは コンクリート混ぜなどに使用するトロ舟です 80L
排水パイプを取り付けるため、端材で水槽を置く台を作成
赤長 DIYトロ舟 ブラック 80L
本当は排水口のあるものにしたかったんですが、ホームセンターにはありませんでした。
しょうがないので、穴をあけて排水部分を作成
▼ 穴あけに使用した道具はこちらです
片刃フリーカッター
▼ こちら排水口とパイプがセットになって、穴さえあけることができればトロ舟に設置可能です。
SANEI 【アフレ付Sトラップホース】床排水用 PH786-32
▼ 排水口のまわりはシリコン補修剤で水漏れ防止
▼ トロ舟の薄い底に穴を開けて設置しただけなので、ちょっと高さが出てしまってます。
▼ 水槽を下から見た状態です
▼ 水槽完成〜
外に設置
▼ 元の洗濯機置き場に設置
段差があるので、その辺にあったレンガで調整
▼ 木製フレームに保護剤を塗ります
水性 ウッディガード
▼ 設置完了
水槽横の木の部分は以前作った傘立てです。
排水管等で見た目が見苦しいので、それらを隠すためにも作りました。
▼ 蛇口 先はホースにつないでいます
▼ 排水部分
洗濯機の排水ホースを入れるとことですね。
(手前の配管は関係ありません)
その他外飼いのために行ったこと
① 蓋は外的、脱走予防に網で。結束バンドでつないで開閉できるようにしました。
▼ 開閉が楽
② 日差しに対して
水槽を置いている場所の上はベランダになっているので、直射日光があたるのは数時間のみですが、夏場はとても暑い!
影をつくるためと、カメの習性から物陰に隠れたがるので、とりあえず家にあった板を置きました。
やはりだいたいはこの板の下にいます。
網の重しにもなるので脱走予防にもなりますね。
③ 甲羅干しのための島は ”ざる” で
こちらホームセンターでよくやっているので真似しました。
プラなので扱いが楽です。
ゼニガメは毎日乗ってますね。気に入った様子。
④ 雨による増水防止
▼ 見えづらいかもしれませんが、40のメモリの上に穴を開けてます。
水かさが増えたらここから排水される、、、はず?!
追記
2019年9月9日に台風15号が関東を通過しましたよね、すごい雨でした。
夜中に亀らは大丈夫か心配でしたが、この小さな穴以上の増水はありませんでした!
良かったです〜、ちゃんと機能してました^^;
水換えはどう楽になったか?
栓を抜けば排水ができるのでとにかく楽です。
排水口がお手製で少し段差があるので全部をスッキリとは排水できませんが、排水しきれなかった水はスポンジで吸い出せば簡単に排水終了です。
給水も庭用に使っているホースリールでジャーっと入れるだけなのでとにかく楽すぎて今までがなんだったのと思いますね〜
▼ 小学3年生にもできる!
ちなみに、室内の時はフィルターや水質維持のための薬液を使用してましたが、こちらは使ってません。
水換えが楽なので水換えの頻度を多くしています。
現在の問題点
カメどもが排水口の栓を抜く!という事件が数回
夜中にカタカタうるさいな〜と思ったら水が抜けていたことが数回。。^^;

水がなかよ〜!!
って、自分で抜いといて猛アピール!
ということでとりあえずの対処
- チェーンは外す
- 上に置いている板の位置を排水側に置かない(板の下にいることが多いので)
- 栓の上にカバーをする
栓のカバーですが、100均でいくつかシリコン製品を購入し試してますが、気づくとずれてます。
上から引っ張る力に対しては外れませんが、横には弱いので、水面が揺れるだけでずれちゃうんですよね。
▼ こうやって栓の上にカバー
▼ しばらくするとこの状態^^;
▼ 思い切ってブロックを置いてみました。
重いので、カメも動かせないとは思うんですけど。。
追記:その後、特に栓にはカバーも何もしてませんけど栓が外れる事件は起きてません、チェーンを外しただけで解決です
外飼いの最大の課題
1、冬をどうするか?
さて、カメの外飼いを始めたのは夏
これから冬眠のことも考えていかなくてはなりません。
2、外泊の時どうするか?
何日も留守をする時どうしたらいいんでしょうね?
餌は自動の餌やりの機械があるのでいいんですけど、水換えが。。
やはりこれには近場の友人やご近所さんとのよい関係づくりが大事かもしれませんね。
今度水換えをお願いしてみようと思います。
▼ 追記
冬眠させてみました!。。。とっても不安です^^;
でもこれで安心して留守にできます(嵐、大雪でもない限り)
まとめ
とにかく、カメを飼うにあたっての最大のポイント
水槽の水換え
これがとっても楽になったので、さっさと外飼いするべきだったと思ってます。
水が汚れているとカメは水をのまないので脱水になってしまうし、水の匂いもフィルターの意味がないくらい匂うんですよね。
排水がどうにかなるのであれば外飼いにチャレンジしてみてください!