こんにちは、木鈴(こりん)のぞんです。
先日、子ども向け「学校給食の廃油を使った石鹸んづくり」のワークショップに参加しました。
一度、石鹸つくりをしてみたかったこともありますが、地域の小学校の廃油が再利用できるってなんだか嬉しくないですか?
捨てるだけのものがまた何かに蘇る
しかも小学校のお子さんのいる家庭であれば、自分らの給食で使った油が石鹸に生まれ変わり、それで上履きが洗えちゃったりするわけです(いや、別に上履きだけに使わなくてもいいんですけど)
今回は隣の小学校の廃油でしたが、願わくば我が子の通う小学校の廃油でつくれたら、と思うのでした。
今回石鹸づくりをご指導いただいたのは湘南・藤沢市で湘南地産原料、添加物なしの素敵な石鹸づくりをされている「湘南石鹸」さんです。
▼ 湘南石鹸さんのサイトです こだわりが伝わってきます
簡単に廃油の石鹸の作り方
細かいレシピは抜きにして、今回つくった廃油の石鹸ってどうやって作るの?という基本の工程です。
- ボトルに水と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を入れシェイクする(熱くなるので注意が必要)
- 廃油をボトルに入れまたシェイク
- よく混ざったら容器に移し、精油やバニラエッセンスを入れてよく混ぜる
- 乾燥(約3日置いておく、しっかり固くなるには2~3週間)
実にシンプル!
基本の作り方ってほんとに簡単なんですね。
* 苛性ソーダは劇物に指定されているため、入手するには印鑑や必要なフォームがあるようです。そして取り扱いにも注意が必要。
▼ 学校給食の廃油です
▼ 水と苛性ソーダを入れてシェイクシェク
▼ 廃油です
▼ 先ほどのボトルに混ぜてフリフリ。
▼ 容器に移して、精油等をたらして混ぜ混ぜします
▼ はい、出来上がり。ドロっとしてます。
この後は、小さい子の手の届かないところで3日以上放置です。
出来上がりはドロっとしてますが、3日ほどで固まるそうです。
さらにしっかり固めるには2〜3週間
廃油で石鹸づくりを通して知ったこと、感じたこと
今回の廃油で石鹸づくりをして知ったこと、そして感想です。
- 基本の石鹸づくりは思ったより簡単だった=子どもと一緒に作れる
- 廃油なので、酸化した油の臭いがきつい
- 臭い消しには精油よりバニラエッセンスがよい。精油だと、香りが分離してしまう
- 学校給食では米油が使用され、2回使用したら廃棄が決められているそうです
(※ 精油を使って香りが分離していたのは最初だけでした。じきに馴染んで、廃油の臭いは全くなくなります)
なんだ、石鹸作りって簡単じゃん!と思ったわけですが、この記事を書くにあたり調べてみると、やはり失敗してしまうケースも多いようなので、個人で作る場合はよくよく調べた上で作る必要がありますね。
一度石鹸づくりのワークショップに参加してみるといいと思います。
また、廃油なので、過酸化脂肪酸が多いためカラダにはオススメでなく、食器洗いや洗濯、上履き洗いに使うとよい、とのことでした。
ともあれ、学校給食の廃油で石鹸をつくり、その石鹸で上履きを洗う
こんないい使い方はないと思うんですが、いかがでしょう?
もし子どもが自分で石鹸をつくれば、自分で上履きを洗うきっかけにもなるのかな〜という淡い期待も。。。^^;
学校給食で出る廃油ってきっと大量ですよね、学校から廃油を引き取り石けんをつくっている工場もあるとか。。こうやって廃棄されるものが再利用されることはとっても意味のあることだと思います。
追記
3週間放置した石鹸です
作ってすぐは廃油の匂いと精油の香りが分離して妙な感じでしたが、すっかり廃油の嫌な匂いは無くなって、ラベンダーの香りだけが残っていました。
固まってはいますが、この容器に入ったままの状態で上履きや他のシューズ、靴下洗いなどに使用しています。
石鹸をつけて一晩置くと上履きの汚れが綺麗におちるんですよね。
私が使った洗剤の中では一番のお気に入りとなってます♪
あ〜、無くなったらどうしよう〜